ひろざわだいきblog

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主に上場企業の決算などから、事業内容、業績、ビジネスモデルの勉強を目的に発信しています。 最近は、リユース事業に感心を持っています。リユース事業のビジネスモデルや、市場規模の大きな領域について調べています。

注目の決済サービス「LINE Pay」の沿革、過去92本のプレスリリースまとめ

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話題によく出るLINE Payですが、リリースから3年ほどで「どういった展開をしてきたのか」についてプレスリリースをベースに時系列で整理してみました。

決済事業に関する考察などはありませんが、最後に92本分のプレスリリースをスプレッドシートにまとめたので、興味がある方は見て頂ければと思います!

まず、LINE Payとは

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LINE Payで出来ること

割り勘や送金、店舗決済などが出来る「スマホのおサイフサービス」です。

LINEの友達に簡単に送金出来るので、アカウントを開設している人とご飯に行った時は、片方がお店では出して、あとでLINEで支払ったりと私も使用しています。

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LINE上で使えるだけでなく、カードも発行していて、チャージすればお店で使用したり、オンラインで使用することも出来ます。

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かわいいLINEキャラクターのカードを選べます。

LINE Payスマホ決済が5万ヶ所以上で使用可能

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先日の2018年12月期第一四半期決算によると、

  • 国内5万2,000ヶ所以上で、「LINE Pay」のスマホ決済が利用可能
  • 「LINE Payカード」で決済可能なJCB加盟店は、グローバルに約3,000万店舗以上

とのことです。

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また、最近は東京電力エナジーパートナーなどとも提携していて、電気代の支払いもLINE Payでバーコードを読み取れば出来るようになっていて、非常に便利です。

LINE Payのプレスリリースから見る沿革

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引用:【LINE Pay】全世界で月間取引件数1,000万件突破 | LINE Corporation | ニュース

LINE Pay 2018年12月期第一四半期決算

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先に、2018年12月期第一四半期決算によると、

  • 第1四半期の決済高は1,730億円
  • 日本での取引高は前四半期比で20%増加
  • LINEアプリの5つ目のタブを「walletタブ」に変更

とのことです。

【2014年12月~】LINE Payの沿革、加盟店のプレスリリースが中心

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画像が少し見難くなっていますが、最後にスプレッドシートのURLを掲載しています。

最初の加盟店リリースでは、若い人が客層のファッションブランドを加盟店として展開していたようです。

2015年3月に、

ECサービス、ZOZOTOWN・HMV ONLINE・SHOPLIST.comやFOREVER 21・GLOBAL WORK・LOWRYS FARM・niko and ...・GROUPONなどが、第2弾加盟店として対応したそうです。

この2015年3月に、同時にLINE Pay初のTV CMも公開しています。

 

【2015年10月~】LINE Payの沿革、銀行提携とカードに関するプレスリリースが中心

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2016年3月にJCBと提携し、LINE Payカードを発行しました。

初速が凄く、3日で10万枚の登録があったそうです。

この時期あたりから、LINE Payにチャージ出来る銀行との提携に関するリリース頻度が高くなっています。

【2017年10月~】LINE Payの沿革、上旬は銀行提携、下旬は加盟店の拡大に関するプレスリリースが中心

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上旬は引き続き銀行提携を凄いペースで増やしています。

一方、下旬になると、ロフトやワタミなど加盟店を拡大しています。

また、2017年末からは「LINEのお年玉」キャンペーンを実施しています。

【2018年2月~】LINE Payの沿革、加盟店の拡大と機能追加に関するプレスリリースが中心

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2017年末から引き続き、加盟店を急拡大しています。

他には、2018年から機能追加に関するリリースも少し出てきています。直近の決算発表でもタブにwalletを追加した話があったり、今年はどんどん利便性を高めていくのかもしれません。

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また、2018年6月28日のリリースでは、LINE Pay店舗用アプリも公開しています。

LINE Pay株式会社からは初めてのアプリリリースだと思います。

 

LINE Payのプレスリリースを整理したスプレッドシード

一応カテゴリなども記載していますが、分類が間違っていたり、もっと記載の文言を変えた方が良いなどありましたら、是非行って頂けると嬉しいです。

docs.google.com

さいごに

久しぶりにBlogを更新したんですが、これからまた再開したいと思います。

主に、C向けサービスに関する事業の沿革や、競合の数字比較などを見ていけたらと思っています。

良かったら、調べてる過程での情報なども発信していきますのでTwitterフォローもお願いしますmm

 

また、起業、スタートアップに関心のある方と、シードトークSeed Talkという個別相談会をしています。下記からご連絡いただけると嬉しいです!

シードトーク Seed Talk

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「シードトーク」という起業相談会を毎週開催します!

シードトークSeed Talkというショートミーティングです

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これから起業する人、既にしてる人などにドンドン会っていきたいな、と思っています!!

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※日程の調整は、個別にメール、Twitter DM、Facebook メッセンジャーにてさせていただきます。

その他何かありましたら、下記へDMをお願いします。
Tw: @HirozawaDaiki

シードトークSeed Talk応募方法

下記から、シードトークに応募いただけましたら、メールにて日程調整をさせていただきます。

どうぞ宜しくお願いします!

 

「初めてのピッチ資料作りでも優勝を狙える」−事前準備と心構え−

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2017年12月7日(木)に開催した「【SmartHR宮田氏に学ぶ!!】事業成長に活かす、ピッチコンテスト」を開催しました。

当イベントは、East Ventures六本木オフィスにて開催したイベント内容を、一部抜粋した、書き起こし記事です。

事業立ち上げに関心のある方は、こちらの記事も合わせて、是非お読み下さい。

「その業界を知らなくてもBtoB事業は立ち上げられる」−やり方とコツ− 

YoYで6.28倍の急成長!国内ピッチイベント4冠のSmartHR

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宮田 昇始氏:こんばんは。

SmartHRの宮田と申します。SmartHR知ってるぞ、ていう方ちょっと教えて頂けますか。

(会場挙手)

ありがとうございます。

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ざっくり言うと、人事労務の困りごと、入退社の手続や、年末調整など、メンドウで煩雑なペーパーワークや行政手続をなくすSaaSをやっています。

これはユーザー数とかMRRの伸びですね。この1年でMRRも6.28倍ととても順調に伸びています。

優勝に近づく5つのポイント

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宮田氏:さて、もういきなり本題なんですが。今日はピッチイベントに何のために出るのか、どうやって優勝したのか、とか、そういう話をできたらいいなと思ってます。

今日は、このスライドの5つに関して、お話しようと思ってます。

「どんな方がピッチイベントのオーディエンスなのか。」これを分かっていない、という人が意外と多いです。

まずは、どういう方々が集まるイベントかをお話します。

その次に、ピッチに出る目的や、僕らが何を準備したか、どんなことを意識してやったか、逆にやらなかったことは何か。最後に、ちょっとおまけ、みたいな順番でお話します。

それでは、宜しくお願いします。

①オーディエンスを知る: ピッチイベント毎の「オーディエンス」を知っていますか?

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宮田氏:ちなみにピッチイベントに参加したことがある人はどれくらいいますか?

(会場挙手)

少ないですね。

実は、ピッチイベントは、それぞれ特性が違うんです。

まず、IVSやB Dash Camp、ICCは、招待制のイベントです。経営者が何百人と集まるイベントです。参加者は、経営者や会社の役員、もしくはベンチャーキャピタルの方々といった感じです。

一方、TechCrunch Tokyoのように、Tech系メディアが主催するイベントだと、大企業の新規事業担当者や、他のメディアの方が見に来ていたり、エンジニアさんが休みをとってでも見にきている、なんてことがあります。

イベントによって違うんですが、大体のイベントには、経営者とベンチャーキャピタル、それからメディアの方とエンジニアの方がちょっといると思っておいてください。

イベントごとに規模も違っています。経営者が集まるようなイベントだと、数百人ぐらいで、TechCrunch Tokyoだと2日間に2千人くらい来るそうです。

スタートアップバトルと呼ばれるピッチだと、目玉コンテンツになっているので、1,500人くらいのオーディエンスがいます。立ち見の方もいたり、ホールいっぱいになって、ピッチを見ながら会話もされてるような会場です。

主観ですが、もっと具体的にイベント毎の違いを言うと、B Dash Campは、メディアや広告系のベンチャーが多い印象です。

IVSは、ややメディアや広告系の会社さんが減り、もっとビジネス寄りというか、大企業の社長さんもかなりいらしたりする印象です。

ICCは、ネット以外の業種の方も多く参加されていて、飲食、小売、建設業、地方で親から事業を受け継いで経営している方だったりと、もっと様々な属性の方がいます。

この属性は、僕より主催者の方のほうが詳しいと思います。自分達が「ピッチイベントに出場するぞ」という時は、主催者の方に聞いてみるといいかもしれません。

②目的を明確化する: 「資金調達?広報活動?営業?」カンファレンスを最大限に活用したSmartHR

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宮田氏:ピッチイベントは、「出て、優勝して、やったー!」で終わりじゃなく、ちゃんとした目的を持って参加しています。

よくあるのは、資金調達ですね。僕らも、ピッチイベントがきっかけで、資金調達に成功しました。

あとは、B向けのサービスに限った話にはなりますが、会場全員がお客さんの候補、みたいな状態になるので、出ない手はないなと思ってます。

あとは、広報活動にもなります。やっぱり、そこで賞を取ると、メディアにも掲載されますし、会場で記者さんたちもいるので、後日アポをとって取材につなげたりとか、そういうこともできたりします。

ちなみに、僕たちはこの順番で出ました。

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どういう目的でそれぞれのイベント出たかというと、TechCrunch Tokyoは広報目的です。

この時は、サービスローンチの発表と被せたんですよね。

ここで優勝できたら、ローンチから、ぐっといけるんじゃないかなと思って出ました。

その次の、B Dash Campは、TechCrunch Tokyoから4カ月後でした。

この時には、インターネット業界だと、少し認知が広がってきていました。

「SmartHRちょっと知ってるかも」という人も増えてきた状態で、その人たちに直接アプローチにいこうと。

会場は経営者ばかりなんですよね。

会う人、会う人、みんなお客さんになり得る、という状態なので、彼らに売り込もうと思って、ピッチに出ました。

飲み会や交流会の間も、とにかく話しかけて売り込む、というのをやってました。

「審査員が投資家に」シリーズA、5億円の資金調達に繋がったピッチイベント

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宮田氏:IVSへの参加は、資金調達が目的でした。

去年シリーズAで5億円の調達をしたんですが、そのきっかけをつくるためにIVSへ参加しました。

この資料のように、Open Network Labが、前田ヒロさんと出会うきっかけになりました。

East Venturesの松山太河さんと赤坂さんは、TechCrunchがきっかけでした。

最近、メルペイで話題になった青柳さんは、B Dash Campに出場した時に、赤坂さんと一緒に審査員をされていました。

そこから少し時間はあきましたが、最近株主になってもらえました。

500 Startupsの2人とも、ここでお会いしました。

あとIVSは、千葉功太郎さんとお話させて頂く機会もありました。

千葉さんて、なかなか会ってくれないことで有名なんですけど、千葉さんのほうから、IVSの会場でメッセをくださって。

そういうチャンスも、出ると転がってくるっていうのはありますよ、というスライドです。

「オーディエンスだったエンジニアが社員に」ピッチイベントから、4名がジョイン

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宮田氏:あと、採用にも意外にききます。

僕達は、Open Network Labの卒業生なんですけど、僕らの世代だと「オンラボで優勝」と言うと「すごい!!」みたいな感じなんですよね。

卒業生にワンダーシェイクさんもいて、当時2012年ぐらいかな「スタートアップが資金調達で何千万円」というのはすごいニュースだったですよね。

当時は、大学生が3,000万円集めてシリコンバレーに挑戦するって、ものすごいニュースだったんですよ。

そのワンダーシェイクさんが、Open Network Labの二期生でした。

あと、四期生にフリマアプリのフリルさんがいて、他にも電動車イスのWiLLさんや、日本ではじめて Y Combinator に採択されたFOND(旧AnyPerk)さんなど、そうそうたるスタートアップが、Open Network Labの卒業生でした。

僕らくらいの30歳前後の世代には、「Open Network Labの卒業生」はとても刺さるんですよね。

なので「Open Network Labで優勝した」となれば、これまで誘ってみても入ってくれなかった友人達が、ちょっと興味を持ち始めて、採用にもすごい効果がありました。

であと、TechCrunch Tokyoはもっと分かり易いです。

会場で「エンジニア募集してます!」と優勝した時のコメントで言ったら、ピッチ後にエンジニアが2人来てくれて、その2人とも入社しました。

そのうちの1人は、VPoEっていう、開発チームのリーダーになってます。

あと、その時は2人だけでしたが、今年、「TechCrunchのときにあの会場にいました」という人が、さらに2人も入社しました。

「転職する時に頭に思い浮かんだ」と言っていました。

即効性もありますし、あの会場には1,500人くらいいるんですよね。

その中の何人かが、「自分の会社に将来入ってくるかもしれない」と考えると、採用に非常に良いなと思ってます。

「経営の山場を作る」メンバーのモチベーションを上げる、目標設定

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宮田氏:僕はは、会社経営って「山場」みたいなものが必要だと思っています。

みんなで、高い山を昇って「やりきったぞ!」っていう高揚感みたいな、そういう瞬間が必要だと思ってます。

ピッチに出るのは、分かりやすい山場なんですね。

「今年のTechCrunchに応募しよう!」「予選に通って決勝に出場しよう!」みたいに、みんなで頑張れるんですよね。

例えば、僕らは、IVSの時までに「ユーザー企業、1,000社目指そう」という目標を立てていました。

実際に、IVSの本番当日の朝、1,000社を超えたんですよ。

「1,000社超えたぞ!」みたいな感じで、みんなのモチベーションをあげる起爆剤になりますし、さらに、ピッチで優勝してすごい喜んでくれたんですよね。

この時のIVSの会場は宮崎でした。

僕1人で行って、他のメンバーは会社に残って、その発表の瞬間を配信で見ていました。

「やったー!!」(※動画、社員の方々が歓声)

みたいなかんじですね(笑)

メンバーがこれだけ喜んでくれるのは、凄く良いですよね。

じゃあ、ここからは、勝つためにどういうことをやったのか、いくつか抜粋してみました。

③事前準備:「事前準備が全て」ピッチイベント出場前に準備した、5つのこと

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それぞれのピッチイベントの状況を知る

宮田氏:まずは、過去のイベントを知ることが大事です。

イベントによって、登壇の仕方が違います。

例えば、Open Network Labでは、パソコン見ずに喋らないといけないんですよ。

こうなると、カンペが見れないんですよね。

逆に、IVSとかB DashとかTechCrunchは、ステージの両サイドに登壇者用の台が置いてあります。

だから、パソコンを見ながら喋れるんですね。

もちろん、前に行くことも出来ます。

でも、見ながら喋れると、攻め方が全然違ってきます。

なので、自分が出る場所では、「どういうふうに戦うんだ?」ってまず場所を知るのが大事だと思います。

それを知って、プレゼンを丸暗記するよりプロダクト開発に時間を使いたかったので、僕は原稿をつくって、本番はそれを読むってスタイルにしました。

ピッチの審査基準を知る

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宮田氏:あとは、どういうふうになったら勝てるのかっていうのを知っておくのは大事だと思っています。

こういうピッチイベントって、応募すると大体予選があって、通過すると本番にいける、といった感じです。

予選は、大体そのイベントを運営をしている運営側で行われたりします。

例えば、IVSだったら、IVPというベンチャーキャピタルさんがいて、そこのオフィスで、その人たちに囲まれながら、実際にプレゼンをします。

そのタイミングで、教えてくれないこともありますが、どうやったら優勝できますか、とか審査基準を教えてくれませんか、と聞いてみると良いかもしれません。

それに合わせたプレゼン内容を用意すると、審査員の人の頭に残りやすくなります。

例えば「収益性、将来性、新規性の3つの基準で選んでます」という場合だったら、それを際立つようなプレゼンを用意しておく。

審査員の方々も、たぶん点数をつけるときに、その軸で思い返したら「あの会社、新規性が際立っていたな」とか、思い出しやすくなると思います。

自分がどんなルールで戦っているかを知るのは、大事かなと思ってます。

完璧な原稿を作って、原稿を読み上げる

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宮田氏:あとですね、完璧な原稿を作る。

さっきも言いましたが、Open Network Labは、前に立って喋るスタイルだったんですが、IVSとかB DashCampとかTechCrunchって見ながら喋れるんです。

会場が暗くなっていて、スクリーンが輝いている状態なので、僕達登壇者はほとんど見えないです。

なので、実は毎回、Keynoteの発信者ノートを見ながら、読み上げています。

ピッチって、プレゼンといわれるんですが、僕は「演説」だと思っています。

完璧な演説原稿を作って、それを読み上げるようにしてます。

もちろん、覚えて出られるんだったら、それはそれでいいんですが。

やっぱり、スタートアップは時間がないので、ピッチに時間をかけるよりは、よりプロダクトに時間を使った方が良いなと思っています。

最小限の準備で勝つために、完璧な演説原稿を作って、読み上げる、っていうのをやってました。

練習を重ねて、サービスを伝える言葉を磨く

宮田氏:あと、練習はめちゃくちゃ大事です。

実際ですね、最近はレベルが上がってきていますが、僕らが出てた2年前くらいだと半分くらいの登壇者が、練習してきていませんでした。

なので、練習しているだけでも多分上位に入れましたが、最近はそれが当たり前になってきているように感じます。

練習で大事なのは、完璧な原稿を作るっていう前提で言うと、1スライド1スライドの言葉を磨くことです。

「なんて言ったら、シンプルに伝わりやすいのか」、「なんて言ったら、このジャンルを知らない人たちに分かってもらえるのか」「なんて言ったら、オーディエンスに刺さるのか」そういうことを意識しながら、何回も何回も、原稿を書き直すイメージです。

あとは、制限時間ぴったりに終わらせることも大事です。

もちろん、時間が足りなかったら伝えたいことが伝えられない。

早く終わりすぎても、なんか肩すかしを食らったような空気が会場に漂うんですよね。

「アレ?もう終わり?」的な。

だいたいピッチイベントって、制限時間ぴったりにチャイムが鳴るんですよ。

チャイムがなる瞬間に終わらせると、オーディエンスが「おぉー」ってなるんですよね。

それだけで点数10%増し、みたいな感じの空気になるので、練習をしておくと損はないと思います。

④しなかったこと:ピッチイベントの際に、しなかった2つのこと

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宮田氏:しなかったことは、前に出て喋ることはしなかったです。

前に出て喋ってしまうと、やっぱりセリフが途中でとんでしまいます。

なので、リスクが大きいと思ってます。

そのわりに、リターンは少ないと思ってます。

何百名、1,500名がいる会場なので、ぶっちゃけその人の顔とか見えません。

なんですが、スクリーンに映るスライドは、凄い大きいんです。

なので、オーディエンスはスライドを見るんですよ。

だから、前に出るのは、あまりオススメしません。

あとは、審査員全員に挨拶をしとけっていう人いるんですけど、僕はそういうのは嫌いなのでやらなかったんですが、それでも勝てたのでたぶんイケると思います。

⑤資料作りのTips:「本番で失敗しないために」プレゼン資料を作る6つのポイント

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Airbnbのピッチデックを参考に」初めての資料作り

宮田氏:もともとプレゼン資料とか作ったことがなかったんです。

どうやって作ったかというと、Airbnbのピッチデック資料があるんですよね。

けっこうスタンダードな資料なんですが、これは言った方がいいだろうなという内容が網羅されてるので、それをベースに作り始めました。

自分たちの「推しポイントは何か」

宮田氏:ただ、やっぱり自分達の会社の推しポイントを推した方がいいと思ってます。

この会社はチームがすごいんだったらチームを推した方がいい。

例えば、ブロックチェーンとか、「市場が伸びそう」とかトレンドになっているジャンルをやるんだったら市場の伸びを推した方が良いと思います。

あとは競合に負けない要素、このジャンルは誰にも負けませんとか、特許持ってますとか、ストーリーがありますとか、他に負けない要素があるんだったら、それを推した方がいいと思ってます。

各社推しポイントが違うので、スタンダードな資料を参考にしながら、自分たちの推せるポイントをちゃんと明確にした方が良いかなと思ってます。

ピッチ資料には、「徹底して原稿メモを」

宮田氏:で、よく言われるやつですけどワンスライドワンメッセージですね。

あとで実際の資料を見せます。これ、僕独自だと思うんですけど、スライドってメモもかけるんですよね。

そこに原稿も書いてますし「ここまでで、6分6秒だったらOK」みたいな、そういう時間の目安も書いて、当日焦らないようにしていました。

あと、クリックのタイミングもメモってます。

強調している箇所、ここは力を込めて喋ろうとか、緊張して全部とんでも戦える状態を作っていました。

で、これ。ちょっと資料見せますね。

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例えば「このセリフを喋る瞬間にアニメーションが始まる」っていう、絶妙のタイミングでアニメーション始めたいじゃないですか。

どのタイミングでクリックするというのも、全部書いてます。

強調して言いたい箇所は赤字とかボールドにしておくとかですね。

あと「ここまでで7分25秒」とか、時間配分もメモしてます。

細かいですけど、こういう準備をしておくと、本番に焦らず、常に95点以上のピッチができるので、負けなくなると思います。

「事業の素晴らしさ」を磨く

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宮田氏:で、一応これで終わりですが、最後に伝えたいことがあります。

これを言うと身も蓋もないですが、ピッチの出来よりも、事業の方が、大事です。

例えば、「今からガラケーの事業はじめます!」みたいな完璧なピッチでも、事業が良くないと、誰からも評価されないと思います。

どうやって、今後儲けていくんですか、みたいな。

どれぐらい大事かっていうと、これぐらい大事だと思っています。

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ただ、事業の素晴らしさが、甲乙つけがたいような会社が、何社も揃っているんだったら、ピッチで差がつくこともあるので、それは頑張って準備してもいいんじゃないかなと思ってます。

「パクられる心配よりも、追いつかれない組織体制作りに集中する」

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宮田氏:えーQ&Aで質問がでなかったときの為に用意しておきました(笑』
よくある質問なんですけど、ビジネスをパクられる心配とかしないんですか、とよく言われます。

ジャンルによるかな、とは思います。

例えば、最近だと、メガベンチャーさんが、すごい色んなジャンルのプロダクトをやられたりするんで、かなり近しいところだと、確かに怖いな、とかあったりするかもしれません。

なんですが、それよりも私たちが重要視しているのが、「どうせいつかはパクられる、どうせいつかは追いつかれるから、追いつかれないように、日々の開発とか、そっちのスピードをあげていこう」と考えてます。

今ですね、うちの競合というか、似たサービスを作っている会社が数社出てきています。

でも、まだ脅威を感じていないのは、「いかにユーザーが求めるプロダクトを、より早く作るか」に、フォーカスして、大事にしているからだと思います。

こっそりやるっていうのも、ひとつの作戦だと思います。

でも、それよりも、ピッチに出て、ステージでどこよりもぶっちぎる気持ちでやってました。

そうすると、記憶に残せてもらえて、ピッチの後に投資家の人たちと知り合えたり、声をかけてもらえたりしました。

あとですね、これ質問ではないですが、檀上でのコメントは重要です。

TechCrunchで優勝した時に、優勝コメントを言う時間があったんですよ。

そこで「エンジニア募集してます」って言ったら、エンジニアが2人来てくれて、さっきも言いましたが、今開発チームのリーダーになっています。

みんなから注目してもらえる機会なので、その機会は最大限利用して効果的にするのがいいと思ってます。

て言う感じで、このへんにしておきます。

ありがとうございました。

SmartHRの求人情報

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特に、エンジニアさんを積極的に募集しているようなので、是非ご確認下さい!

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中古車オークションでシェア40%超え!時価総額7,000億円の中古車オークションサービス「USS」

今年8月、時価総額7,000億円を超える中古車オークションサービス「USS(ユーエスエス)」が、業界3位を子会社にし、シェアを41%まで伸ばしました。

昨年から、自動車、アフターマーケット市場について関心があり調べているので、下記も是非見て頂ければと思います!

▼過去記事

・USSなど、オートオークションを上手く活用しているサービスです!

中古車買取の「ガリバー」の事業モデル-利益率3倍のC向け(小売)サービスへ-

・USS事業について紹介しています!

国内No1のシェア、年間出品台数235万台の中古車オークションを運営するUSSのビジネスモデル

USS(ユーエスエス)の2018年3月期決算概要

2018年3月期第2四半期の業績

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売上:348億円

粗利:210億円

営利:170億円

となっています。

粗利率は60.5%、営利率は48.9%となっています。

セグメント別の売上、営業利益

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売上の構成は

オートオークション:271億円

中古自動車等売買販売:47億円

となっています。

また、営業利益の60%はオートオークション事業から出ています。

オークションや、中古車販売を行う、USS(ユーエスエス)のビジネスモデルおさらい

USSのビジネスモデル−オークション、中古車買取、リサイクル事業−

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USSは、事業の中心をオートオークションに置いています。

ただ、ラビットでエンドユーザーに対して中古車の販売を行ったり、アビヅでは自動車のリサイクルや処分を行っています。

USSの収益基盤オークション事業を支える「出品数」と「成約率」

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上記のように、オークションへの中古車供給台数は新車、中古車登録台数に連動するそうです。

また、オークション事業が根幹なので、「出品数」と「成約率」が重要数値になります。

今年8月には、業界3位のJAAの株式を66.04%取得し、子会社にしました。

JAA買収により、業界全体でのシェアは41%となりました。

また、JAAは近畿を中心に力をもったオークション事業を展開していたため、この子会社化によって、USSの近畿シェアは14.2%から48.5%へと大幅に拡大しました。

取引量の多い大規模オークション会場に、出品が集まる傾向があるとのことから、近畿でのシェア拡大が競争力強化に繋がるそうです。

3位以下を引き離す、オークション市場での圧倒的シェア

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USSの市場シェアは、年々拡大し、今回のJAA子会社化によって、グループ全体でのシェアは41.4%に達しています。

USS(ユーエスエス)の事業数値一覧

スタンダードな会員プランには、47,111社が加盟

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USSは、基本的には会員のみがDBにアクセスし、現在どんな中古車が流通しているのかを閲覧できます。

プランにもよりますが、月額約1万円からスタートしているので、年間契約で最低でも10万円以上は必要になります。

この、現車会員には現在47,111社が加盟しています。

USSは、1台で約3%の手数料収益を得ている

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2017.3月期では、

出品台数:235万台(月あたり19.5万台)

成約台数:150万台(月あたり12.5万台)

成約率:64.1%

となっています。

また、1台あたりの成約手数料平均は、

出品手数料:5,326円

成約手数料:8,072円

落札手数料:11,922円

となっています。

USS東京での、1台当たり平均成約金額が86.2万円なので、これをもとに手数料率を計算すると、

出品手数料率:0.6%

成約手数料率:0.9%

落札手数料率:1.3%

となります。

1台当たりでの手数料率は、2.9%をUSSが得ていることになります。

まとめ・さいごに

事業数字は大幅に成長していないものの、1社でのシェアが非常に高くなっているのが気になる領域です!

自動車売買のCtoCサービスや、関連領域のスタートアップにも関心があるので、知っている会社などあれば、是非教えて頂けると嬉しいです!

また、「自動車アフターマーケットを研究する会」というFacebookグループも運営しているので、是非参加して下さい!

 

Slackへの投資でも知られるベンチャーキャピタル「Social Capital」まとめ

ファンドサイズやどのステージに主に出資しているのかをあまり知らなかったので、調べて整理してみました。

設立から、約6年ほどのSocial Capitalの概要を記載しています。

 

※2017年10月28日 Chamath Palihapitiya氏、Mamoon Hamid氏のプロフィールを追記しました。

 

Social Capitalとは?

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2011年に設立され、合計$1.21Bのファンドを運営している、米国のベンチャーキャピタル

代表的な投資先には、2012年にMicrosoftに買収された「Yammer」、最近$5Bの評価額で資金調達中と話題になったSlackなどがある。

Announced Name Amount
Feb 27, 2015 Social Capital Partnership III, L.P. $500M
Aug 2, 2011 Social Capital Partnership, L.P. $275M
Mar 31, 2015 Social Capital Partnership Opportunities Fund, L.P. $150M
Jan 31, 2012 The Social+Capital Partnership II, L.P. $280M

※Social Capitalのファンド

Social Capitalの投資実績

crunchbaseによると、設立から約6年ほどで、Social Capitalの投資先は、1社がIPOし、19社が買収されている。

 

No   社名 エグジット先
1 August 15, 2017 Hello Scout Inc. Luxico
2 July 21, 2016 Coolan Salesforce
3 December 11, 2015 Orange Chef Yummly
4 October 22, 2015 SecondMarket NASDAQ
5 August 21, 2015 Bityota LifeLock
6 April 20, 2015 Lema21 eÓtica
7 February 19, 2015 UClass Renaissance Learning
8 Jan 23, 2015 Box IPO/ NYSE
9 January 21, 2015 CloudOn Dropbox
10 December 17, 2014 Scan Snap Inc.
11 November 19, 2014 Relay Kik
12 November 11, 2014 Breakthrough Behavioral MDLIVE
13 October 3, 2014 MessageMe Yahoo
14 July 30, 2014 Gyft First Data Corporation
15 June 3, 2014 InstaEDU Chegg
16 January 16, 2014 Impermium Google
17 December 12, 2013 Lemon LifeLock
18 May 14, 2013 Wheelz Turo
19 March 15, 2013 Lore Noodle
20 June 25, 2012 Yammer Microsoft

IPO/ EXITしたSocial Capitalの投資先

Social Capitalの主要ポートフォリオ

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Jobs - Social Capital

Social Capitalの求人ページに記載している6社をここでは取り上げる。

-INTERCOM

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「ユーザーとの統合型コミュニケーションツール」

コードを埋め込むと、Webサイト上にチャットウィジェットを組み込めたり、ユーザーのサイト上での動きをリアルタイムで把握したり、最後にサイトへアクセスした日時やユーザーが使っているOSは何かという顧客情報を管理できるサービス

▼分かりやすい記事

http://thebridge.jp/2015/09/describing-a-service-intercom-webinar

-WEALTHFRONT

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ロボアドバイザーサービス

2011年12月に創業し、米国ではシェアトップくらすのサービス。

運用は、下記のような著名人がアドバイザーをしているそう。

CIO(Chief Investment Officer):「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者のバートン・マルキール

アドバイザー:「敗者のゲーム」著者のチャールズ・エリス

▼分かりやすい記事

http://fintech.hatenablog.jp/entry/2015/12/15/163029

-PROPELLER HEALTH

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吸入器にBluetoothやセンサーチップを搭載した新たな吸入器デバイスを開発している。

患者が発作を起こして吸入器の吸引をおこなうと同時に、データを自動記録する。

▼分かりやすい記事

http://www.at-weblog.com/2014/09/Inhaler-devices-Propeller-Health.identify-the-cause-and-relief-of-symptoms-of-asthma.html

https://healthtechnews.jp/2014/05/13/new-propeller-sensor-for-metered-dose-inhalers-gets-fda-green-light/

-SLACK

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-REMIND

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Remindはデジタル教育分野(Edtech)のスタートアップ

20169月時点でアメリカの公立学校の50%以上がRemindを利用、MAU2,000万以上

▼分かりやすい記事

https://ferret-plus.com/6481

-SAILDRONE

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海洋向けドローンの提供

風力を動力としたドローンで、海の上のあらゆるデータを取得する。

Social Capital創業者のChamath Palihapitiya氏

スリランカで生まれ、その後家族でカナダへ移住。

その後、学生時代にはバーガーキングでのアルバイト経験もあるChamath Palihapitiya氏の、簡単な経歴を、LinkedInとWikipediaからまとめた。

西暦 年齢  
1976 0 Sri Lankaで生まれる
1977 1  
1978 2  
1979 3  
1980 4  
1981 5  
1982 6 カナダへ家族で移住
1983 7  
1984 8  
1985 9  
1986 10  
1987 11  
1988 12  
1989 13  
1990 14  
1991 15  
1992 16  
1993 17  
1994 18 University of Waterloo入学
1995 19  
1996 20  
1997 21  
1998 22  
1999 23 University of Waterloo学位取得
Associate - Interest Rate Derivatives Group
デリバティブのトレーダー
2000 24 カリフォルニアに移住
Winamp and Spinner.com(この会社が翌年AOLに買収される)
2001 25 AOL
エンターテイメントサービスに関する領域を担当
2002 26 AOL
2003 27 AOL
2004 28 AOL
the head of AOL's instant messaging division
2005 29 AOL
2006 30 Mayfield Fund
コンシューマインターネットとゲームに投資
2007 31 Facebook VP
2008 32 Facebook VP/ User Glowth
2009 33  
2010 34  
2011 35 Facebook退職
The Social+Capital Partnership設立
Social Capital Partnership, L.P. $275M
Yammer出資
2012 36 1月 The Social+Capital Partnership II, L.P. $280M
6月 YammerがMicrosoftから買収される
7月 Boxへ出資
2013 37  
2014 38  
2015 39 3月 Social Capital Partnership Opportunities Fund, L.P. $150M
8月 Social Capital Partnership III, L.P. $500M
2016 40  
2017 41  

 

※このインタビューは彼の生い立ちがわかるもので、非常に面白かったです。

www.nytimes.com

 

Social Capital創業者のMamoon Hamid氏

2017年にKleiner Perkinsへの移籍を発表したことでも話題になったMamoon Hamid氏。

人生初のVCオフィス訪問が26歳の頃、Kleiner Perkinsだったそう。

西暦 年齢  
1995 17 Purdue University BS
Deutsche Bank(7ヶ月)
1996 18  
1997 19 Purdue University BS 卒業
当時はアメリカとドイツの2重国籍
Xilinx Application Engineer
1998 20 Stanford University MS, Management Science & Engineering
Xilinx System Architect
1999 21  
2000 22 Stanford University修士 修了
2001 23  
2002 24 Xilinx Senior Manager, Strategic Marketing
2003 25 Harvard Business School MBA
入試論文は、John Doerrのようなベンチャーキャピタリストロールモデルとした
2004 26 Harvard Business School MBA
初のVCオフィス訪問 Kleiner Perkins
2005 27 Harvard Business School MBA
U.S. Venture Partners Associate
2006 28 Kauffman Fellows Program
2007 29  
2008 30 Kauffman Fellows Program 終了
U.S. Venture Partners Principal
2009 31  
2010 32 U.S. Venture Partners Partner
2011 33 The Social+Capital Partnership設立
Social Capital Partnership, L.P. $275M
Yammer出資
2012 34 1月 The Social+Capital Partnership II, L.P. $280M
6月 YammerがMicrosoftから買収される
7月 Boxへ出資
2013 35  
2014 36  
2015 37 3月 Social Capital Partnership Opportunities Fund, L.P. $150M
8月 Social Capital Partnership III, L.P. $500M
2016 38  
2017 39 Kleiner Perkins Partner and Managing Member

 

Social Capitalの投資先

Social Capitalの投資件数

投資年 件数 Round 件数 Lead件数
2017 32 Angel 1  
2016 42 Seed 76 13
2015 39 Series A 60 32
2014 38 Series B 31 8
2013 40 Series C 26 6
2012 27 Series D 7 1
2011 7 Series E 4 1
2010 1 Series F 1  
    未分類 12 2

crunchbaseに掲載されている投資先を数えたところ、件数としてはシードでの出資がもっとも多かった。

件数では、シードが多いが、リードでの出資は、シリーズAでの出資が最も多くなっている。

Social CapitalからSlackへの投資について

        Round Partner(s)
2014/05 Slack $42.75M / Series C (Lead) $42.75M Series C (Lead) Mamoon Hamid
2014/10 Slack $120M / Series D $120M Series D Mamoon Hamid
2015/04 Slack $160M / Series E (Lead) $160M Series E (Lead) Mamoon Hamid
2016/04 Slack $200M / Series F $200M Series F Mamoon Hamid

Slackへの出資は、2014年シリーズCから始まり、その後継続的にフォローオンしている。シリーズCでリードをとった後、シリーズEの調達額が約4倍ほどとなったラウンドでもリードで出資をしている。

 

Social Capitalに関する日本語記事

Social CapitalのDDについて

玉井和佐さんという方が、Social CapitalのパートナーJonathan Hsu氏がmediumに投稿した記事を翻訳し、noteにて発信してくださっています。

2017年8月に話題になったSocial Capitalの上場スキームについて

こちらは有料記事となっていますが、オススメです!

ベンチャーキャピタルなのに上場?SlackやBoxにも投資したソーシャル・キャピタルと無事業で上場する「SPAC」と | Stockclip

Social Capitalの投資実績など、概要をまとめている記事

Social Capital – 海外VCリサーチ – Medium

@vc_researchさんが更新している、投資先の一言メモ

https://twitter.com/vc_research/status/829679234469621760

おまけ 

 

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Social Capitalのコーポレートサイトの「ANALYTICS」には、CSVファイルをアップロードすると、様々なグラフが表示され、分析を助けてくれるそうです。

興味がある方は使用してみて下さい。

 

さいごに

海外のベンチャーキャピタルについても知らないことがまだまだ多く、リサーチをしていきたいと思います。

TwitterFacebookも更新しているので、是非フォローして頂けると嬉しいです!

Facebook廣澤 太紀

Twitterひろざわだいき@HirozawaDaiki

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バングラデシュスタートアップまとめ-歴史・人口・スタートアップ・企業情報-

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2017年5月の頭に1週間ほどバングラデシュに行ってきました。

事前に調べていたバングラデシュの歴史や携帯電話の普及状況、現地の方々に聞いた注目されているスタートアップについてのメモを少し公開します!

 1.バングラデシュ歴史、人口など国の概要

バングラデシュ-親日国の理由と独立の背景-

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バングラデシュは1971年に独立しています。

かつては、インド、バングラデシュパキスタンはイギリスの植民地でした。

1947年、ヒンドゥー教イスラム教の2つの宗教を基に、インドとパキスタンに分かれ、当時のパキスタンは、東パキスタン(現バングラデシュ)と西パキスタンを総称するものでした。

政権の中心だった西パキスタンは、東と西の公用語の統一を図り、西パキスタンにて多く話されていた言語を公用語として採用しようとしました。

しかし、それに対して、東パキスタンでは、ベンガル語を話す人たちが反発しました。

これをきっかけに、東パキスタン自治権を主張する活動が活発になり、1971年の独立戦争へと続きます。

そして、西パキスタンはインド軍の支援も受け、独立を果たしました。

日本は、バングラデシュの独立を米、中等に先駆けて認め、またその後の一貫した経済協力を行いました。こういった経緯もあり、バングラデシュ親日国としても知られています。

長期にわたり期待される人口ボーナス、経済成長が期待される国

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引用:www.populationpyramid.net

バングラデシュの人口は約1.6億人と言われています。この中で、15-29歳の人口は約3,000万人、30-39歳の人口は約2,600万人と言われています。さらに、2050年には人口が2億人を超えると言われています。

日本と比べると、日本の人口は約1.2億人、15-29歳の人口は約1,200万人です。そして、2050年には1億ちょっとまで人口は減少すると言われています。

バングラデシュは、労働人口という点では、高いポテンシャルがある国です。

また、人口ボーナスが続く国は、イスラム圏に多くなると言われており、その足がかりとしても親日国であるバングラデシュは非常に魅力的な国です。

外資資本が入っているエリア

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バングラデシュで、外資系企業が多く、またIT企業が集積している地域がグルシャン、ボナニ地区です。特に、インターネット企業などはボナニ地区に集積しているとのことでした。

現地視察に行く方は、このあたりに宿泊施設をとるのをおすすめします。

(※私はオールドダッカと呼ばれるエリアにホテルをとったため、片道車で1時間近く移動していました…)

GDP、1人あたりGDP

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引用:https://goo.gl/JBsNVp

外務省のバングラデシュ基礎データによると2015年の実質GDPは1,566億ドル、2016年の1人あたりGDPだと1,385ドルです。

内訳は、サービス業(53.1%)、工業・建設業(31.5%)、農林水産業(15.4%)となっています。

また、経済成長率は7.11%です。

 2.バングラデシュの携帯普及率、インターネット人口、スマホ普及率

携帯普及台数、インターネット契約数

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引用:バングラデシュ(詳細) | バングラデシュ(目次) | 国別に見る | 世界情報通信事情

バングラデシュでは、携帯電話は普及しており、2017年2月時点では携帯電話の加入者総数は、約1.3億です。単純計算ですが、人口に対して約80%が普及しています。

後述しますが、海外資本が入った通信事業者がシェアの多くを占めています。

また、インターネットの契約数は、2017年2月約6,700万件です。

3.バングラデシュの携帯キャリア大手

バングラデシュの3大キャリア

・grameenphone

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契約件数が5,900万件に及ぶ、バングラデシュ最大の通信会社。

1997年に以来、バングラデシュ内にてインターネットインフラへの設備投資を実施し、現在は国内シェアNo1の通信事業者となっています。

様々な国の通信事業にも関わるTelenorとグラミン銀行創業者ムハマド・ユヌス氏が設立したGrameen Telecomとのジョイント・ベンチャーです。 

・robi

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契約件数3,500万件の、国内シェア2位の通信会社。

国内大手のAirtelと合併し、現在はrobiとして国内シェア2位となっています。

日本から、NTTドコモが出資をしていて、現在は約7%の株式を保有しています。

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契約件数3,100万件の、国内シェア3位の通信会社。

4.バングラデシュのスタートアップ

■ 国内最大級のバングラデシュ「ITサービス」

bKash

f:id:daikihirozawagmailcom:20170813172515p:plain

バングラデシュに2400万以上のユーザーがいて、加盟店舗は3万以上、月間のトランザクションは750万ドルを超える。初期は送金サービスだったが、現在は店舗決済やプリペイド式の携帯端末に入金する機能、回収代行など幅広く提供。

また、シリアルアントレプレナーによる創業で、1社目はバングラデシュ版Craigslist「Ekhanei.com」をExit経験がある。

Ekhanei.comは、最大のGrameenphoneによって出資を受けていたor子会社としてスタート。その後、Grameenphoneの株式を55.8%保有するTelenorという通信会社によって買収された。現在は事業を停止している。

 

参考:https://globalpaymentsummit.com/bkash-bangladesh-24-million-customers-using-mobile-money/

説明資料:http://southasiainstitute.harvard.edu/website/wp-content/uploads/2014/08/Session-II-Huda-bKash.pdf

・bikroy

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バングラデシュ版Craigslist「bikyoy」

Facebookページは300万いいね以上。現在はバングラデシュで、最もユーザーの多いクラシファイドサービス。

元々は、Saltsideスウェーデンの会社が開発したサービス。リリース後は、現地で任された人によって100%運営されている。

2015年からFacebookと連携して「Internet.org」を通して、無料でブラウジング出来るようになっている。

バングラデシュの「EC/フードデリバリー」サービス

・HungryNaki

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Foodpandの競合

外部資本が入っていないが、創業メンバーがバングラデシュ有数の富裕層。

http://www.hungrynaki.com/

https://www.crunchbase.com/organization/hungrynaki#/entity

・ChalDal

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Y Combinatorから調達する数少ないバングラデシュの企業

https://chaldal.com/

https://www.crunchbase.com/organization/chaldal#/entity

・pickaboo

EC

pickaboo.com

https://www.pickaboo.com/

https://www.crunchbase.com/organization/pickaboo-com#/entity

・AjkerDeal

EC

https://ajkerdeal.com/

https://www.crunchbase.com/organization/ajkerdeal#/entity

・backpackbang

https://backpackbang.com/

・Pathao

f:id:daikihirozawagmailcom:20170813174154p:plain

2015年にシード調達

バングラデシュ版ゴジェック

バイク便事業+相乗りサービスを提供

https://pathao.com/

https://www.crunchbase.com/organization/pathao#/entity

掲載:https://www.techinasia.com/pathao-go-jek-bangladesh

バングラデシュの「移動、物流」に関するサービス

・Chalo Technologies Ltd

バングラデシュUber、エンジェル、VCからシード調達済み

Facebookページは22万いいねを集める。

http://chalox.com/

https://www.crunchbase.com/organization/chalo#/entity

 

バングラデシュの「決済」に関するサービス

・Hishab

f:id:daikihirozawagmailcom:20170813174640p:plain

IMJから資金調達

http://hishab.co/

https://www.crunchbase.com/organization/hishab-ltd

・CloudWell

2Mドルの調達済み。電子決済を可能にするシステムの導入、機械を提供している。

https://www.crunchbase.com/organization/cloudwell#/entity

バングラデシュ在住の日本人による創業企業

dam.com.bd

EC事業を展開

創業期は各店舗の商品の価格を比較出来るサービスを展開していたが、注文したいというニーズからEC事業へ参入。

https://dam.com.bd/

・Bit Makers

ウエディング/ EC/ 新卒採用事業を展開

ウエディングでの必要な情報を集めた、Biyebariでは結婚式に必要な料理、衣装の予約などが全て1つのサイトで揃う。

http://bitmakers-bd.com/

・Venturas Ltd.

教育事業を展開

教師向けのSaaS、PODOKKHEP(http://podokkhep.com)は生徒それぞれの学習進捗を管理するサービスなどを展開。

http://www.venturas-bd.com/

■その他

・Belancer.com

クラウドソーシングサービス

https://www.crunchbase.com/organization/belancer-com#/entity

 

おまけ

 宿泊したホテルの近くの動画をアップロードしました。

オールドダッカと呼ばれる場所だそうです。

mixiのプレスリリースから読み解く、SNSサービスの機能とユーザー数~プレスリリース2年分まとめ~

プレスリリースから学べることが多いんじゃないかと、今回はmixiSNSサービスについて見てみました。

国内最大級のSNSサービス「mixi」が、どのように立ち上がったか、リリースされた2004年から2年間を6ヶ月毎に区切って、実装されていた機能や、主要数字を紹介します。

本文中に挿入している、機能とプレスリリースの内容をスプレッドシートにまとめてるので、もしほしいという方がいたらご連絡下さい!

 

※一部内容を修正しました。

 

2年間で300万ユーザー、華麗な「mixi」の成長

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グラフで見るユーザー数の推移

mixiのユーザー数をグラフにすると、驚くほどにキレイな曲線でした。

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月次ユーザー数の推移

ユーザー数(月初)の推移を、箇条書きしました。

▼2004

3 600

4 4,300

5 10,000

6 21,000

7 36,000

8 56,000

9 81,000

10 118,000

11 157,000

12 207,000

▼2005

1 257,000

2 328,000

3 402,000

4 494,000

5 588,000

6 708,000

7 843,000

8 1,000,000

9 1,168,000

10 1,379,000

11 1,654,000

12 1,948,000

▼2006

6 2,238,000

2 2,626,000

3 3,003,000

対前月、ユーザー増加率の推移

対前月の増加率の推移を、箇条書きしました。

6ヶ月毎にユーザー数増加率の平均をとると、下記のようになりました。

  • 2004年3月から2004年9月→171.81%
  • 2004年10月から2005年3月→30.82%
  • 2005年4月から2005年9月→19.47%
  • 2005年10月から2006年3月→17.06%

▼2004

3

4 616.67%

5 132.56%

6 110.00%

7 71.43%

8 55.56%

9 44.64%

10 45.68%

11 33.05%

12 31.85%

▼2005

1 24.15%

2 27.63%

3 22.56%

4 22.89%

5 19.03%

6 20.41%

7 19.07%

8 18.62%

9 16.80%

10 18.07%

11 19.94%

12 17.78%

▼2006

6 14.89%

2 17.34%

3 14.36%

最初からユーザー数目標、ビジネスモデルまで記載していた!−2004年3月から2004年9月まで−

サービス公開!ユーザー数、ビジネスモデルの想定まで記載されたプレスリリース

この期間で一番印象的だったのは、サービス公開のプレスリリースから、半年間のユーザー数目標や、ビジネスモデルの想定まで記載していたことです。

その他には当時実装されていた機能も、シンプルに記載されていました。

ちなみに「mixiバイル」では、「足あと」機能が携帯から閲覧可能になっています。

リリース直後に実装されていた機能

サービスが開始したタイミングでは下記の機能が実装されていました。

 

  • 『招待』による参加のみを認めるソーシャル・ネットワーキングサイト(無料)
  • 独自の日記機能『mixi日記』
  • mixi』上で既存のblog/日記の公開が可能
  • mixi』上で既存のblog/日記の公開が可能
  • メールサービスの充実。新着ユーザーのお知らせ、誕生日ユーザーのお知らせ等のメルマガを配付

リリースして2週間ほどで、3つの機能が追加されました。

 

  • 携帯電話から日記と写真が更新できる機能を追加
  • 日記(タイトル、本文、写真3枚まで)の更新
  • プロフィール写真(3枚まで)のアップ

 

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 この時期のプレスリリース

https://mixi.co.jp/press/2004/0303/15811/
https://mixi.co.jp/press/2004/0316/15810/
https://mixi.co.jp/press/2004/0408/15808/
https://mixi.co.jp/press/2004/0726/15802/
https://mixi.co.jp/press/2004/0921/15798/

有料課金「mixiプレミアム」開始!1,000万PV/日を超えるmixi−2004年10月から2005年3月まで−

リリース8ヶ月目には、月間2.5億PVを突破

プレスリリースによると、10月16日~11月15日で下記のような数字を達成していました。

  • 月間総PV数 約2億5000万PV 
  • 一人一日当たりの平均ページ閲覧数 約50ページ 
  • 一日あたりの総日記数 約4万件 
  • 一日あたりの総コメント数 約16万件 
  • 平均アクセス率(72時間以内に同一ユーザがアクセスする率) 70.0%

この時期に追加された機能

  • カレンダー新機能「予定を追加」リリース
  • mixiの情報マガジン「mikly(ミクリィ)」を創刊

mixiプレミアムの開始

◇「mixiプレミアム」

概要

mixiプレミアム」は、『mixi』をもっと楽しく便利にご利用頂くための有料オプションの総称で、月額315円 (税込) です。 今回リリースされる機能は下記の4点です。

・フォトアルバム

共有したい写真がアルバムとして作成できます。 アルバムごとに公開レベルが設定可能のほか、閲覧キーで認証をかけ、特定のユーザのみに公開することもできます。アルバムごとにコメントをつけることができるため、写真を通じたコミュニケーションが生まれます。

・簡単日記タグ

アイコンをクリックするだけで、テキストの装飾ができます。 太字、色の変更や、テキスト中のリンク作成など、今まで以上に感情豊かな表現が可能になります。文章の途中で写真をレイアウトすることも可能です。

・アンケート

参加コミュニティ上で簡単にアンケートが実施できます。 集計結果はグラフで表示、途中経過も閲覧できます。 任意でコメント欄が追加できるため、「生の声」に近い解答が収集できます。

mixiバイル メッセージ 「mixiバイル」にメッセージ機能が追加されました。 新着メッセージは、「mixiバイル」のホーム画面で表示され、受信箱、送信箱の中身を閲覧できます。未読、返信済などのステータスも表示されますので、二重送信の心配がありません。「mixiプレミアム」における利用可能な最大容量は、日記が200M、新機能のフォトアルバムが100Mです。

◇「mixiプレミアム」特別お申し込みキャンペーン

概要

mixiプレミアム」を2月28日までにお申し込み頂いたユーザの方に対し、下記の特典を提供します。

・フォトアルバム、日記の利用を大容量にグレードアップ

mixiプレミアム」の日記容量が通常の1.5倍となる300Mまで、フォトアルバム容量が通常の2倍となる200Mまで利用可能です。

・豪華賞品やmixi特製福袋(1名様)が当たる抽選を実施

mixi特製福袋(100名様)やiPod photo(5名様)が当たる抽選を実施。 mixi特製福袋には、この機会にしか手に入らないmixiグッズが詰められ、1名様にはスタッフが直接お届けします。 (郵送も可。海外、離島については郵送)。

・2月末までは無料「mixiプレミアム」

2月28日までの利用は無料です。

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この時期のプレスリリース

https://mixi.co.jp/press/2004/1115/15797/

https://mixi.co.jp/press/2004/1130/15796/

https://mixi.co.jp/press/2005/0121/15793/

https://mixi.co.jp/press/2005/0127/15792/

1日20万件の日記が更新!ユーザー数は、約17ヶ月で100万−2005年4月から2005年9月−

日記総数2,900万、コミュニティ数22万

8月のプレスリリースでは、下記が記載されていました。

  • 17ヶ月2週間で100万人のユーザー 
  • 1日約20万件の日記が更新
  • 8月1日現在で約2,900万日記がサイト内に存在
  • コミュニティ数は 225,000
  • 最終ログイン3日以内のアクセス率は約70%
  • ログインしたユーザーひとりが一日に閲覧するページ数は約50ページ

検索機能が追加

  • 過去一週間の書込みを対象 に「mixi日記」と「コミュニティ」上のキーワード検索が可能
  • Web検索も同一ナビゲーションからダイレクトに行うことが可能

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この時期のプレスリリース

https://mixi.co.jp/press/2005/0406/15789/

https://mixi.co.jp/press/2005/0803/15785/

70%のユーザーが、最終ログインから3日以内!ユーザー数は300万人突破−2005年10月から2006年3月−

127日間で100万ユーザー獲得、ユーザー数は200万に

ユーザー数100万から200万へ、127日間で到達しています。この時期のプレスリリースには下記が記載されています。

  • 日記総数 約6,200万日記
    (ユーザー数100万人の時点では、約2,900万日記) ※日記数に、外部ブログの数は含まない
  • 一日に更新される日記の数 約36万件
    (ユーザー数100万人の時点では、1日約20万件)
  • コミュニティに立てられたトピック総数 3,278,000件
    (ユーザー数100万人の時点では、1,596,000件)
  • 最終ログイン3日以内 約70%
  • 男:女=52.2%:47.8%

社名を株式会社ミクシィに変更、mixi上には「mixiニュース」を開始。ユーザー数は300万に

この時期のプレスリリースには、下記が記載されていました。

また「mixiニュース」が開始され、今回は取り上げませんが、2016年5月に「mixiミュージック」を開始するなど、mixi上でのサービスが展開され始めました。

  • mixi日記総数:*9,500万 
    (ユーザー数100万人の時点では2,900万日記、200万人の時点では6,200万日記) *日記総数に、外部ブログの数は含まない
  • 「コミュニティ」のトピック総数 4,937,000件 
    (ユーザー数100万人の時点では1,596,000件、200万人の時点では3,278,000件)
  • 最終ログイン3日以内 約70%
  • 男:女=51.1%:48.9%

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この時期のプレスリリース

https://mixi.co.jp/press/2005/1207/15780/

https://mixi.co.jp/press/2005/1208/15779/

https://mixi.co.jp/press/2006/0126/15778/

https://mixi.co.jp/press/2006/0208/15777/

https://mixi.co.jp/press/2006/0302/15776/

さいごに

mixiはこの300万ユーザーまでプロモーションをほぼ実施せずに到達しています。改めて凄いサービスだなと思いました。

サービスの成長は驚異的すぎて、参考になるのかな....と、思いましたが、プレスリリースに記載している項目など学びがあったような気がします。

他のサービスのプレスリリースも、ゆっくり見ていくのでおすすめがあれば是非教えてください。

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