ランニングコストを一定に保ち、収益性を高める「タイムズ」を展開するパーク24(前編)
今回は駐車場で誰もが1度はみたことがある「タイムズ」を運営するパーク24を調べました。
自動車に関する事業は関心がある分野なので、今後も関連市場でブログを更新すると思います。
パーク24については前編、後編にわけて投稿します。
今回の前編では、パーク24が展開する事業内容、ビジネスモデル、またその特徴と今期の業績を掲載しています。
後編では、今期の業績、セグメント毎の収益性など、また「タイムズ」の駐車場数など細かな数字を見ていきたいと思います。
事業内容
参考:http://www.park24.co.jp/ir/business/
参考:http://www.park24.co.jp/business/
パーク24の事業内容は上記の様に大きく2つの事業があります。下記に記載します。
1)駐車場運営
①ST(一般タイムズ/Standard Times)
参考:http://www.times24.co.jp/service/times/st.html
HPから引用した事業内容は下記。
パーク24が、土地のオーナーへ定額で賃料を支払い、駐車場として提供している。
タイムズ24の根幹ともいえる駐車場事業。そのなかでもっともスタンダードなタイムズ駐車場を開発・運営するのが一般タイムズ(ST)です。個人・法人のオーナー様から遊休地などを賃借して運営。賃料は毎月一定額をお支払いします。住宅地からビジネス街、小規模から施設型まであらゆる場所、あらゆるタイプの駐車場を展開しています。
② TPS(タイムズ・パートナー・サービス/Times Partner Service)
パーク24が施設オーナーから賃借していない点でSTと異なる。
商業施設や金融機関、病院、ホテル等の来客用駐車場をタイムズ駐車場として運営します。
施設に合わせた管理運営体制で、質の高い駐車場サービスをご提供いたします。
2)管理受託その他
①駐車場管理受託
警備研修を受けた社員が駐車場に常駐し、様々なサービスを提供する。サービス提供時間などは個別相談。
駐車場の緊急対応・機器メンテナンス等の管理業務を請け負います。運営状況に適したオペレーションをご提案し、無駄のない運用でコスト削減を実現します。
②月極駐車場
3つの管理形態でサービスを提供。タイムズ24が一括賃借、駐車場の管理業務委託、タイムズ24が指定するWebサイトなどへの契約の3種。
タイムズ24は、時間貸駐車場だけでなく月極駐車場も多数運営しています。3つの管理形態からオーナー様のニーズに合わせたご提案をいたします。また、月極駐車場よりも気軽に借りられる、1カ月単位の定期券購入型もタイムズ駐車場で展開中です。
ビジネスモデルの特徴
参考:http://www.park24.co.jp/ir/business/parking_strategy.html
一定のランニングコスト
下記で詳細を述べるが、パーク24のビジネスモデルの特徴は「ランニングコストが一定」であることがあげられる。
駐車場事業は土地を賃借して一定の賃料を払う場合と既存の施設にあわせ運営を行っている。
パーク24のビジネスモデル
1) 「タイムズ」のビジネスモデル
参考:http://www.park24.co.jp/ir/business/parking_strategy.html
タイムズは、ドライバーから受け取る駐車料金が売上となります。
また、オーナーから土地を借り、固定の賃料をオーナーに対して支払います。その他、管理・メンテナンス費、駐車機器リース費、水道光熱費などがほぼ固定の金額となっています。
ランニングコストがほぼ一定となっているので、賃借した土地あたりの売上が高まれば、タイムズの収益性を高める事になります。
2)レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」
参考:http://www.park24.co.jp/ir/business/rentacar_strategy.html
駐車場コスト、車両減価償却費、保険代などランニングコストがほぼ固定となっている。
ランニングコストが固定なので、車両の稼働を高めることが収益性を高めることに繋がる。
2016年10月期 第2四半期の業績
2016年10月期 第2四半期の決算資料によると、売上は前年108.2%の936億6400万円、営業利益は前年比120.2%の95億3100万円となった。
参考:http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=53636&code=4666
まとめ
・パーク24の駐車場事業には、土地を賃借するものと、運営のみを行うものがある。
・パーク24のビジネスモデルでは、「ランニングコストが一定」となっている。
・ランニングコストが一定となっているので、駐車場あたりの売上向上は収益性向上に繋がる。
さいごに
パーク24は情報が膨大だったので、前編と後編に分けてブログを更新します。
普段勉強したことや、活動内容などを積極的にツイートしているので、是非Twitterをフォローしていただけると嬉しいです!