ひろざわだいきblog

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主に上場企業の決算などから、事業内容、業績、ビジネスモデルの勉強を目的に発信しています。 最近は、リユース事業に感心を持っています。リユース事業のビジネスモデルや、市場規模の大きな領域について調べています。

国内No1のシェア、年間出品台数235万台の中古車オークションを運営するUSSのビジネスモデル

先日からガリバーやパーク24を調べていて、中古自動車の売買やシェアリングサービスに関心を持っています。

今回は、中古自動車のオークションで国内ダントツのシェアを持つUSSについて取り上げました。

こちらには、USSの事業内容、ビジネスモデル、今期の業績、事業の特徴を調べました。 

事業内容

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参考:http://www.ussnet.co.jp/corporate/company.html#a03

 

USSの事業は大きく3つにわけられる。

1)オートオークション事業、2)中古自動車買取販売事業、3)リサイクル事業

 

1)オートオークション事業

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参考:http://www.ussnet.co.jp/corporate/company.html#a03

 

国内最大シェアのオークション事業。

全国17ヶ国の会場で週に1回開催されている「USSオートオークション」。また現地にいなくても、セリに参加出来る「USSグローブネットワーク」、「USSインターネットライブ」がある。

 

中古自動車オークションの運営を通じ、中古自動車の円滑な流通をサポートしています。
全国17カ所で展開するオークション会場を柱に、衛星TV回線を使う衛星TVオークション、インターネットを使うインターネットオークションを展開。会員数は、2016年3月末で46,850社となっています。中古自動車オークション業界におけるシェアは30%(2015年1月-12月期実績 33.0%)を超え、日本最大のオートオークションと呼ばれています。

 

2)中古自動車買取販売事業

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参考:http://www.ussnet.co.jp/corporate/company.html#a03

 

オートオークションは、出品台数と成約台数を伸ばし、会員から高い信頼を得ることが大切です。
売りたいクルマや買いたいクルマが集まり、それを求めて大勢の会員が集まってこそ、オートオークションはにぎわいを見せます。
USSでは良質の中古車を一台でも多く確保するため、当社グループ独自の中古自動車買取チェーン「ラビット」を全国に展開しています。エンドユーザーから直接買い取った中古自動車は、オークションで出品・販売するほか、一部小売りも行っています。

 

3)リサイクル事業

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参考:http://www.ussnet.co.jp/corporate/company.html#a03

 

自動車リサイクル法の施行にさきがけ、低年式・多走行車両を取り扱うリユース車専門オークション会場を開設。ここで落札されたクルマは国内外での活用は様々。
流札車両についても、ご希望により解体し、再生部品、資源原材料や固形燃料として再利用・資源化しています。 

 

ビジネスモデル

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/explanation2017_1q.pdf

 

USSの収益の90%以上がオークションで上がっています。

登録している中古車販売業者や新車ディーラーが出品、購入した際の手数料が収益源となっている。

 

ビジネスモデルの特徴

1)複数種類の手数料、定額の出品手数料

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参考:http://www.daiwair.co.jp/e-cast/pdf/0608194732.pdf

 

USSのオークションでは「出品手数料」「成約手数料」「落札手数料」の3種類がある。

売り手はこのうち、出品手数料と成約手数料を支払う必要があり、書いては落札手数料を支払う必要がある。

また、出品手数料は販売額ではなく、出品した際のコーナー毎に絶対額がきまっており、販売額によるものではない。

 

2)出品数獲得、成約率向上の施策

USSのオークション事業にとって、オークションでの出品数と、成約数が重要になっている。

USSは様々な獲得チャネル、成約率向上の施策を持っている。ここではいくつか記載する。

出品数獲得

a)中古車買取の「ラビット」

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参考:http://www.e-rabbit.jp/

 

子会社に中古車買取の「ラビット」を抱えている。このラビットのほとんどの店舗はフランチャイズとなっている。

ラビットFC店はUSSオークションへの手数料が優遇される他、出品オークションの状況をネットで把握できるようになる。

これにより、ラビットは直接在庫を持たず、オークションの出品数向上に寄与している。

b)全国で週1度開催されるオークション

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/report/jigyo31.pdf

 

北は札幌会場から南は九州会場まで、現車オークション会場は、全国18カ所に及ぶ。会場ごとに開催日が異なる。

(※ここは推測になるが、)オークションが毎週定期的に開催されるため、現地の中古車買取業者にとっては買い取った自動車をすぐに出品できる点で大きなメリットになっている。

成約率向上の施策

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/report/jigyo31.pdf

現地にいなくともセリに参加出来るインターネットを用いたサービス。

衛生TV会員は4248社、インターネット会員は24688社となっている。

 

会場に限定されず、セリに参加できることで高い成約率に貢献している。

 

2017年3月期第1四半期 業績

売上高は前年同月比97.5%の165億8400万円、営業利益は前年同月比94.3%の81億3000万円となった。

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/explanation2017_1q.pdf

 

セグメント別で売上、営業利益をみると、オークション事業が売上の約80%、営業利益の97%を占めている。

オークション事業では、78万台が出品され、成約は約50万台となっている。

 

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/explanation2017_1q.pdf

 

主要KPIから見る中古自動車のオークション事業

1)1台あたりの手数料

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/databook2016.pdf

 

1台あたりの手数料はそれぞれ

出品:5381円

成約:7962円

落札:11630円

となっている。

このうち、売り手は「出品手数料」「成約手数料」を支払い、買い手は「落札手数料」を支払う。

 

2)地域別の出品台数と平均成約金額

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参考:http://www.ussnet.co.jp/ir/pdf/databook2016.pdf

 

上図によると、2015年の東京での661267台が1年間に出品されており、その平均成約金額は87万7000円となっている。

 

東京での成約単価、87万7000円を元に、出品者がUSSに支払う手数料を単純計算すると、平均して1.5%となっている。

また、USSが1成約で得る手数料は成約金額の約3%となっている。

 

さいごに

中古自動車の領域に関心を持っているので、今後もこの領域で大きなプレイヤーについて少し調べていこうと思います。

 

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