前期売上459億円、年間買取総額184億円のブランド品買取「コメ兵」
今回はコメ兵についてブログを更新します。コメ兵はブランド商品の買取や販売を行っています。
中古品の買取ではガリバーやブックオフ、中古自動車のオークションUSSなどを調べているので、是非見ていただけると嬉しいです。
1)前期業績
2)コメ兵のビジネスモデル
3)コメ兵の概要
1)前期業績
1. 前期(平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)の業績
売上:45, 903百万
営業利益:2,789百万
当期純利益:1, 696百万円
2. セグメント別
ブランド・ファッション事業
売上 41,175百万
営利 2,611百万
タイヤ・ホイール事業 4,640百万
売上 4,640百万
営利 155百万
※ブランド・ファッション事業
「ブランド・ファッション事業」は、当社並びに子会社である株式会社KOMEHYOオークション及びKOMEHYO HONG KONG LI MI TEDにおいて、中古品をメインとした宝石・貴金属、時計、バッグ、衣料、きもの、カメラ、楽器等 の買取・仕入・販売及びオークション運営を行っております。
※タイヤ・ホイール事業
子会社である株式会社クラフト及び株式会社オートパーツジャパンにおいて、乗用 車用タイヤ、アルミホイール、自動車用品及び部品の販売サービスを行っております。
また、現在(2016年9月12日)時価総額10,705百万となっている。
2)コメ兵のビジネスモデル
上記のようにコメ兵では一般顧客、中古品取扱業者から中古品を買取、オフライン、オンラインでの販売で収益をあげている。
コメ兵はブランド品の販売で中古品取扱事業者向けにオークションを開催し、その出来高では前期で180億円を超えている。
3)コメ兵の概要
1.一般顧客からのブランド品買取(前期)
前期の買取金額
買取センター経由:17,537百万
宅配買取経由:887百万
合計:18,425百万
コメ兵の中古品買取は70%が個人買取、30%が中古品取扱事業者からの仕入れとなっている。
金額では個人買取が上記の約184億、中古品取扱事業者経由が約79億となっている。
コメ兵は全国31店舗での買取と宅配での買取の2種類。
現在は95%が店舗での買取となっている。
店舗での買取は下記のように、バイヤーの目利きが重要になっている。
中古品の仕入金額については、金やプラチナ等の相場がある場合を除き、あらかじめ流通価格が決まっている ものはありません。また、ブランド人気の定着や近年における中古品流通量の増大により、当社グループの中古 品仕入においては、商品の真贋チェックを行い、適正な買取価格を提示できるバイヤーの存在が欠かせません。
また、オンラインでの買取も強化しており、宅配買取では2014年で23万件成約している。
買取価格の目安がわかるLINE査定も実施している。
2. 商品別売上構成比
16.3 3Qの売上構成比(%)
時計 46.2
宝石・貴重品 28.9
ブランドバッグ 20.3
衣料 3.7
その他 1.0
直前期決算では商品別の売上構成比は記載されていない。
ブランド・ファッション事業の売上41,175百万として計算すると
時計 19,022百万
宝石・貴重品 11,899百万
ブランドバッグ 8,358百万
衣料 1,523百万
3. 販売経路
コメ兵のオンライン販売額は売上に対して小さく、約60億にとどまる。
また、店舗での販売の他に中古品取扱事業者へのオークションを定期開催している。
さいごに
中古の買取・販売の領域に関心を持っているので、今後もこの領域で大きなプレイヤーについて少し調べていこうと思います。
普段勉強したことや、活動内容などを積極的にツイートしているので、是非Twitterをフォローしていただけると嬉しいです!
参考・引用
・2016年3月期決算 及び 中期経営計画 説明会資料
http://pdf.irpocket.com/C2780/VuON/mFPp/Hi7r.pdf
・2016年3月期 第3四半期 決算補足説明資料
http://pdf.irpocket.com/C2780/TM54/giRk/Q1aF.pdf
・2017年3月期 第1四半期 決算補足説明資料
http://pdf.irpocket.com/C2780/xoy0/QWv1/DbFG.pdf
・第38期(平成28年3月期) 決算補足説明資料
http://pdf.irpocket.com/C2780/FgNv/Mvdk/ofGK.pdf
・コメ兵【公式】