買取総額173億円、買取客数815万人。PC、楽器、衣料品など幅広く取り扱う「ハードオフコーポレーション」
今回は中古品の買取販売を行うハードオフコーポレーションについて記載します。
FC店舗を含めると年間の買取額は173億円となり、中古品買取のプレイヤーの中では存在感があります。
下記には商品毎の買取額や販売額なども記載しているので是非見てください。
1)前期業績(2016年3月期)
2)ビジネスモデル、事業内容
3)リユース事業の特徴、商品毎の買取額、販売額など
1)前期業績(2016年3月期)
前期業績
売上:18,190百万
営業利益:2,046百万
当期純利益:1,332百万円
なお、現在の時価総額は15,210百万、PER10.14倍となっている。
2)ビジネスモデル、事業内容
1.ビジネスモデル
ハードオフは①中古品買取・販売、②フランチャイズでのロイヤリティビジネスを行う。
①中古品買取・販売
中古品の買取、販売を行う。
②フランチャイズでのロイヤリティビジネス
FC事業
売上:1,449百万
従業員数:7名、アルバイト1名
店舗数:538店舗(内新規20店舗)
加盟契約:加盟料 500万(2店舗目より300万)
開店指導料 200万(2店舗目より150万)
ロイヤリティ 総売上高の2%(基本契約)
2.事業内容
リユース事業を8つのブランドによって展開している。
パソコン・オーディオ・ビジュアル・楽器・腕時計・カメラ・各種ソフトなどの買取・販売を行っております。
②オフハウス
ブランド品&アクセサリー・家具・インテリア・ギフト・生活雑貨・フード・レディース衣料・メンズ衣料・ベビー&子供服・スポーツ用品・白物家電・アウトドア用品等の買取・販売を行っております。
③モードオフ
レディース衣料&メンズ衣料・バッグ・ブランド品等の買取・販売を行っております。
④ガレージオフ
オーディオ・パーツ・タイヤ・ドレスアップ用品等の自動車用品の買取・販売を行っております。
⑤ホビーオフ
トレーディングカードゲーム・ゲーム・フィギュア・プラモデル・その他玩具全般の買取・販売を行っております。
⑥リカーオフ
酒・その他飲料・つまみ類・グラス等の買取・販売を行っております。
⑦ボックスショップ
レンタルボックス(商品販売、企業宣伝等のガラスケースの売り場)を提供しております。
3)リユース事業の特徴、商品毎の買取額、販売額など
1.リユース事業の買取、販売額
仕入合計に占める各事業の内訳
ハードオフ 32.63%
オフハウス 32.01%
モードオフ 15.29%
ガレージオフ 2.25%
ホビーオフ 5.04%
ブックオフ 12.78%
販売合計に占める各事業の内訳
ハードオフ 23.91%
オフハウス 30.39%
モードオフ 16.56%
ガレージオフ 1.65%
ホビーオフ 12.22%
ブックオフ 15.27%
2.商品別の仕入高、売上高詳細
商品カテゴリ毎の仕入高、売上高は上記のようになっている。
仕入高では、その他を除くとオフハウス 服飾雑貨 733,847千円が最も大きくなっている。
3.買取、売上の単価(FC店含む)
FC店舗を含むと年間(2015年度)での仕入高は合計で173億となっている。
買取客数は815万人なので、平均して1人2100円程度の商品を売っている。
さいごに
Wi-Fiや不動産、物流などの領域にも興味あるので、今後その領域で大きなプレイヤーについて少し調べていこうと思います。
普段勉強したことや、活動内容などを積極的にツイートしているので、是非Twitterをフォローしていただけると嬉しいです!
参考
・HARD OFF CORPORATION Co, Ltd.
・平成28年3月期 2016年3月期決算説明会資料
・有価証券報告書-第44期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS91042/8373ed69/7285/4411/98b4/fc82f1285308/S1007UL4.pdf