1台あたりの販管費は約75万円。1935年トヨタ車の代理店1号を歴史に持つ自動車ディーラー「ATグループ」
今回はATグループについてブログを更新します。
ATグループは自動車ディーラー業界では2位の売上となっており、取扱う車種は主にトヨタ系の自動車です。
1935年に「日の出モータース」として国内初のトヨタ車代理店を始めている老舗ディーラーであることもあり、トヨタとは密接な関係にあると言えます。
国内で新車販売以上に魅力のある「自動車のアフターマーケット」を支える自動車ディーラーを当面調べたいと思います。
関連)中古自動車関連では、中古車買取の「ガリバー」、自動車オークションの「USS」についてもブログを書いています。
こちらの記事では下記について記載しています。
1)前期業績
2)事業概要、セグメント別業績
3)特徴、気になった点
1)前期業績
売上:380,662百万
経常利益:17,307百万
当期純利益:11,041百万円
直近では時価総額が80,893百万となっている。
2)事業概要、セグメント別業績
①自動車関連事業
自動車及び同部品・用品の販売、自動車整備その他の自動車関連サービスを行う
セグメントの業績
売上:352,301百万(全体の約92%)
営利:13,094百万
②住宅関連事業
住宅の販売、建築営繕、不動産の取引などを行う
セグメントの業績
売上:23,603百万(全体の約6%)
営利:1,078百万
③情報システム関連事業
情報処理・システム開発などのコンピュータ関連業務を行う
セグメントの業績
売上:4,728百万(全体の約1%)
営利:656百万
3)特徴、気になった点
①自動車関連事業の主な内容と販売台数
ATグループの自動車事業では、上記を主な内容としている。
※それぞれの収益についてはIR資料にない。
ATグループの自動車事業の総売上台数は88,662台となっている。
②取り扱い商品別売上高
新車:209,038百万
中古車:38,511百万
サービス:47,485百万
リース・レンタル:22,728百万
③ATグループ自動車事業の1台あたりの販管費
セグメント毎の販管費は出ていないが、売上、仕入れ(売上原価とする)、営業利益が記載されているので、販管費は75,980百万となる。
①記載の通り、販売台数88,662台なので1台あたり約85万かけている。
参考
・株式会社ATグループ
・平成28年3月期 有価証券報告書
http://www.at-group.jp/ir/mt_item/ir/28_06_S1007YBP_Yuho.pdf
・ビジネスリポート2016(第106期)
http://www.at-group.jp/ir/mt_item/ir/08_06_br_web_2806.pdf